山﨑アトリエ

家づくりの考え方
建築は施主の生活の背景であると考えます。
そのためには、主張しすぎず、機能的に合理的であり、かたち・素材・色などシンプルで ある方が良いと思います。
具体的には、限られたコストのなかで優先順位を決めていただき実現の可能性を探っていきます。
各要素の繋がり、寸法などをどうあるべきか慎重に検討し、それらを積み上げて建築を組み立てていきます。
基本となる方針を決めて、迷ったときはその方針と照らし合わせ、方向がぶれないように考えます。
施主と設計者は、共に考え、悩み、決断していく関係でありたいと思っています。

自身の作風について
シンプルな構成を心掛けています。
工法は、ローコストが優先される場合は在来木造を採用します。
また、コストよりも特殊な設計条件が優先される場合は鉄骨造を採用します。
それぞれの状況に対して、より良い工法を選択する様にしています。
そして、いずれの場合においても計画全体のバランスに配慮しながら、できる限り既製品の選定に留まるような状態にならない様にしたいと考えています。
そうすることで建築設計者としての職能を発揮できると思っています。
 

作品

SS邸 MS邸
KH邸 世紀工業 社屋 HI邸 改修
熊野古道添いに建つ住宅です。シンプルな箱を緑豊かな山間にそっと配しました。シルバー色で統一することでモダンテイストを目指しながらも主張しすぎない建築としました。一転、内部は木材を現しナチュラルな印象に仕上げました。 土木工事業をされている事業所の社屋です。深い庇を全面に設けることで雨天時の出入りに配慮し、デザインの要としています。また、女性従業員の増加に伴い、男性主体からの脱却を目指し、より快適な執務環境が求められました。 既存住宅の水回り一式の改修をしました。昔ながらの土間キッチンからの変更を主に、各住設機器を現代の仕様へ更新しました。大きな変化をあえて避け、従来の生活の延長線上にて快適に家事が行われることを最優先としました。


SS邸
KK邸 OK邸 改修 SS邸
鉄骨造2階建ての住宅です。高い天井高さと緩勾配の階段が求められたため、スキップフロアとしました。ワインセラー内臓のフルオーダーキッチンや大開口サッシはヘーベーシーベーが採用されています。 若いご家族の為に古民家を改修しました。耐震補強も兼ねつつ断熱性能は等級4に準ずる仕様としています。また、IoTを採用し、家事の負担軽減にも努めています。新しい部材と存在感のある既存梁との調和のとれた空間を目指しました。 市街地に建つ平屋の住宅です。軒を大きく伸ばし、屋内外の中間域を豊かにしつらえ、アプローチやリビングの延長として利用しています。また、支柱や手摺をスチールとすることで、デザインに軽やかさをもたらしています。


MS邸 TO邸 図書室
MS邸 TO邸 改修 紀州材の図書室
積極的にIoTを採用した高気密、高断熱仕様の住宅です。照明、ドアホン、電気錠等さまざまな機器がスマーフォンにて制御可能です。キッチンはフルオーダーでクォーツストーン天板に単色メラミンを組合わせています。 既存住宅の改修です。建築主のお母様のために床の段差を無くし、LDKと浴室・トイレ等の水回りを一新しました。既存屋根・天井を撤去し、梁を現し、トップライトを設け、日差しが差し込む開放的な空間としました。 公民館の一画を改修しました。床材は50%圧縮紀州杉材のフローリング張りとし、家具と内装仕上げ材には紀州桧集成材を採用しました。和歌山県産品にこだわった、木のぬくもりを感じられる図書室としました。


YH邸 タニガキ建工 本社 白崎海洋公園展望台
YH邸 タニガキ建工 本社 白崎海洋公園 展望台
熊野古道を望む山間に建つ住宅です。稜線に馴染む形体とし、その形体を生かし、各室の空間ボリュームに変化をつけました。自然と風を通すことができる開口部の配置とし、その開口部には積極的に木製建具を採用しました。 防災事業を中心として、独自技術の開発もしつつ、公共事業に携わっておられる会社の本社移転に伴う事務所の新築です。前面道路との段差を積極的に計画に取り込み、企業のシンボルツリーを植え、豊かなアプローチを設えました。 和歌山県の自然公園にも指定されている白崎海洋公園内の展望台を改修しました。来客の安全を確保しつつ、雄大な景観を眺めることを阻害しない形状、そして過酷な環境に出来る限り耐え得る素材を検討しました。


地域交流施設 ゆらっと紀州 産品販売所 地域交流施設 ゆらっと紀州 公衆トイレ 地域交流施設 ゆらっと紀州 多目的室棟
地域交流施設 ゆらっと紀州 産品販売所 地域交流施設 ゆらっと紀州 公衆トイレ 地域交流施設 ゆらっと紀州 多目的室棟
築100年以上の民家を地域交流施設として整備しました。旧長屋門の構造体を生かしつつ、地域の産品販売所として改装しました。施設の中心は中庭であると捉え、駐車場側ではなく、あえてそちらへ向けて開いた構成としています。 築100年以上の民家を地域交流施設として整備しました。中庭の一角に公衆トイレを新築しました。形体、外壁色等に配慮し、古民家らしい佇まいを目指しつつ、内部は近代の素材を積極的に用い、これからの建築であることの表現としました。 築100年以上の民家を地域交流施設として整備しました。旧の蔵、2棟を連結、外装を復旧し、内部を展示等の多目的に使用することができる部屋としました。敷瓦や漆喰シートを採用し、新旧素材のバランスを保つよう配慮しました。


MT邸 石源石材店 消防車庫
MT邸  石源石材店  消防車庫
定年を機会に、生れ育った地に帰ることを決めたご夫婦のための住宅です。そこには建築主のお母様が住まわれている母屋があります。その母屋との距離感を大切に考えながら周辺環境に馴染む建築を考えました。 鷲峰山興国寺の門前に代々営まれている石材店の作業場と住居を兼ねた建築です。住居部分は2階にあり、プライバシー確保のため前面道路に対して閉じていますが、中心にテラスを配することにより室内に光や風を導いています。 来たるべき東南海、南海地震に備え、各地区ごとにある消防車車庫と防災倉庫を整備する一連の事業です。それぞれの地区の環境に合せつつ、違和感なく馴染むように素材、色に配慮し、シンプルな形状としました。





KK計画 KK計画 KM計画
FN計画 KK計画 KM計画
東北地方から和歌山に移住されたご夫婦が、この地の魅力発信と地元の方との交流を深めるための建築を希望されました。趣味の英国風庭園の中にギャラリーを主としたフリースペースを設け地域に提供する計画です。 鉄骨造2階建て住宅の初期案です。南側に水路を挟んで大和街道が通っており、そちらに向けて大きく開口部を設けています。既存の樹木を残して取り囲むような配置計画としています。何度かの修正を経て現在施工中です。 高台にある分譲地の端に三角形に残る狭小地での計画案です。駐車場を2台分確保し、かつ南側の紀伊水道を望む眺望を享受するため、LDKを2階に上げ、L型に広くバルコニーを設けることで解放性を確保しています。


Tオフィス計画 KT計画 KPカフェ計画
Tオフィス計画 KK計画 KM計画
従業員の増加に対応するため、オフィス棟を増築の新築する計画案です。新旧建物の間を多目的に利用することが出来る中庭として整備します。長期事業計画に則り、現在、事前の準備を順次進めています。 眼下に河川を望む丘陵地に、眺望を楽しみながら暮らすための住宅の計画案です。斜面にシンプルな直方体を置き、南面は全面開口とし眺めを確保、西面にはルーバーを設け日射を制御する考えです。 もと陶芸家の工房であった建物をカフェに改装する計画案です。建築主がセルフビルドする為、竣工時期は未定ですが、和のテイストを持たせたデザインで、地域の人々が気軽に集える空間を目指しています。


MM計画 FF計画 KPカフェ計画
MM計画 FF計画 JN計画
ご夫婦と子供達のための住宅の計画案です。広々とした敷地を生した平屋の建築としました。塀で前面道路と区画し、プライバシーを確保しつつ、家庭菜園を楽しめる、リビングの延長としての庭を設えました。 宅地造成地に於いて紀州材の家を提案しました。自然環境はもとより、外界の脈絡のない建物群から家族を守るため、閉じた木の箱としました。屋内は家族の気配が伝わる様に、吹抜けを介した一体空間としています。 ローコスト住宅の計画案です。シンプルな直方体の外形に鉄製のバルコニーを設けました。玄関ホールを吹抜けとし、片持ちの階段で軽やかに上下階をつなぐ動線とし、踊場を書斎として利用しています。




プロフィール
山﨑 雅史
一級建築士 
MASAFUMI YAMASAKI
資 格
□一級建築士
□インテリアプランナー
□福祉住環境コーディネーター2級
□木造住宅耐震診断士

主な活動
□和歌山県建築士会 日高支部 理事
□日建学院 講師
□紀州ビジネスクラブ 会長
□由良町商工会 会員

経 歴
1969年 和歌山県生まれ
1992年 金沢工業大学工学部建築学科 卒業
1994年 金沢工業大学大学院工学研究科
修士課程建築学専攻 終了
1994~2006年 建築設計事務所勤務
2006年 山﨑アトリエ開設



山崎アトリエ


所在地 〒649-1103和歌山県日高郡由良町門前549-1
TEL/FAX TEL:0738-65-0520 FAX:0738-52-9768
E-mail info@yam-atelier.rdy.jp
業務内容 建築の企画・設計・監理
登  録 和歌山県知事登録 第(ト)896-3号
建築士賠償保険加入事務所



コンタクト



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